「石元太一」の版間の差分

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(見立真一と石元太一を嵌めた真の黒幕・木村弟が凄すぎる件)
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元暴走族。人違い殺人の容疑者。[[暴走期の大半を[[少年鑑別所]]や[[中等少年院]]、ならびに[[特別少年院]]などで過ごした。のち、かねてより馴染んでいた[[格闘技]]の訓練を本格始動、2009年に[[総合格闘家]]としてのプロデビューを行ったという。
'''石元 太一'''(いしもと たいち、[[1981年]][[12月13日]] - )は、元暴走族。人違い殺人の容疑者。[[暴走族]]([[関東連合]])の元首領として、いわゆる『[[11代目市川海老蔵暴行事件|海老蔵事件]]』に関与したことで特に知られ、のち2012年より[[総合格闘技]]の[[トレーニングジム|ジム]]『SOUL MATE(ソウル・メイト)』を[[東京]][[渋谷]]に開業、自ら経営に携わる。
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[[関東連合]]OB。千歳台黒帝会総長/関東連合総長S56・OB。[[市川海老蔵殴打事件]]、[[トーヨーボール殺人事件]]、[[山口組]][[秋良連合会]]・[[一蓮会]][[武田修刺傷事件]]に関与する。
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住吉会住吉一家青田会に所属していたが、[[破門]]された。
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[[藤井リナ]]の彼氏であり、自殺した[[上原美優]]の元彼。
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[[東京都]][[世田谷区]]出身。いわく、16歳時から関東連合系の[[暴走族]]『千歳台[[ブラックエンペラー]]』の総長を担い、10代の時期の大半を[[少年鑑別所]]や[[中等少年院]]、ならびに[[特別少年院]]などで過ごした。のち、かねてより馴染んでいた[[格闘技]]の訓練を本格始動、2009年に[[総合格闘家]]としてのプロデビューを行ったという。
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『海老蔵事件』の当事者として注目を集めて以降、[[マスメディア]]からの取材に積極的に応答し、寄せられる批判の声に対し自ら回答を示し続けてきた。本業にあたるジム経営の傍ら各種[[雑誌]]に連載を持つなどの活動もあり、2012年からは新たに[[竹書房]]の[[実話誌|実話]][[雑誌]]『実話時報』誌上に[[エッセイ]]の連載を開始(2012年7月号より)。
 
『海老蔵事件』の当事者として注目を集めて以降、[[マスメディア]]からの取材に積極的に応答し、寄せられる批判の声に対し自ら回答を示し続けてきた。本業にあたるジム経営の傍ら各種[[雑誌]]に連載を持つなどの活動もあり、2012年からは新たに[[竹書房]]の[[実話誌|実話]][[雑誌]]『実話時報』誌上に[[エッセイ]]の連載を開始(2012年7月号より)。

2016年10月7日 (金) 01:20時点における版

元暴走族。人違い殺人の容疑者。[[暴走期の大半を少年鑑別所中等少年院、ならびに特別少年院などで過ごした。のち、かねてより馴染んでいた格闘技の訓練を本格始動、2009年に総合格闘家としてのプロデビューを行ったという。

『海老蔵事件』の当事者として注目を集めて以降、マスメディアからの取材に積極的に応答し、寄せられる批判の声に対し自ら回答を示し続けてきた。本業にあたるジム経営の傍ら各種雑誌に連載を持つなどの活動もあり、2012年からは新たに竹書房実話雑誌『実話時報』誌上にエッセイの連載を開始(2012年7月号より)。

続く8月には『不良録-関東連合元リーダーの告白-』と題した自叙伝を上梓。

夏原武は、世間に抱かれがちな『不良』の一般的なイメージとは異なる、いわゆるイケメン系の爽やかな容姿の持ち主である点に着目の旨の評を寄せている。性風俗通いやギャンブルなどの遊興は一切行わないという。

自身の経営するジム『EXCITING GYM SOUL MATE ALLIANCE』は東京都渋谷区猿楽町内、代官山駅から程近くの雑居ビル地下に所在。山本“KID”徳郁佐藤豪則朴光哲ヌンポントーン・バンコクストア渡辺久江などといった著名な格闘家らが指導者としてその運営に参画している。

東京・歌舞伎町の飲食店で知人男性の頭を殴りけがをさせた容疑で暴走族元リーダーら逮捕

東京・新宿区歌舞伎町の飲食店で4月、暴走族の元リーダーの男らが、店に居合わせた知り合いの男性の頭を殴るなどし、けがをさせた疑いで警視庁に逮捕されていたことがわかった。

傷害の疑いで逮捕されたのは、暴走族の元リーダー・石元太一容疑者(29)ら2人。

警視庁の調べによると、石元容疑者らは4月8日、歌舞伎町1丁目の飲食店で、同じ店に居合わせた知り合いの男性に対し、「よく飲んでいられるな」などと言って、 男性の頭を殴るなどし、全治1週間のけがをさせた疑いが持たれている。

その後、被害者の男性が警視庁に被害届を提出し、5月18日、警視庁が石元容疑者らを逮捕したもの。事件当時、現場にはもう1人仲間がいたということで、警視庁が行方を追っている。

海老蔵事件

右が石元、左端が伊藤リオン
Jリーグ下部チーム所属時の石元太一

歌舞伎俳優市川海老蔵さんや元横綱朝青龍関との間で起きた暴行傷害事件。さらに、グラビアアイドルだった上原美優さんの突然の自殺……と、芸能界を震撼させたこれらの“騒動”の裏では、いつも「『関東連合』元リーダー・石元太一」の名が囁かれていた。

それから1年2か月、そんな石元氏が長い沈黙を破って「総合格闘技ジムを開設した」との噂が広がった。

東京・代官山の駅から程近い雑居ビルの地下。真新しいサンドバックが何本か吊るされ、20代、30代の若い男性で溢れる、活気に包まれたありふれた格闘技ジムだった。

「騒動からしばらくは、何を言ってもメディアは面白おかしく書くだけだし、言いたいことも言えない空気で……。当時は、リオンに迷惑をかけるのも嫌だったので、表立った言動を控えてました」

「リオン」とは市川海老蔵さんに重傷を負わせ、懲役1年4か月の実刑判決を受け現在服役中の伊藤リオン受刑者のこと。日本最大の暴走族「関東連合」に在籍していた現役時代、石元氏が後輩にあたるリオン受刑者を特に目にかけていた関係だ。

「最近、リオンと面会したんですが、元気そうで安心しました。(刑務所の)中では人気者らしく、歩いてるとどこからともなく「リオン頑張れー!」と声をかけられる、って。人気のせいで騒ぎになるから運動会に参加させてもらえなかった、ってボヤいてましたよ(笑)。面会時間が短いので手紙を書きました。返事はすぐ来たけど、アイツすげぇ作文がヘタで文面が素っ気ないんですよ。年賀状も「あけましておめでとう。以上!」しか書かないし。

市川海老蔵を「陰ながら応援したい」…自叙伝発売・映画主演で会見(2012年8月)

歌舞伎役者・市川海老蔵(34)への暴力事件で世間を騒がせた元暴走族リーダー・石元太一(30)が8月22日、都内で会見を開き、自叙伝『不良録-関東連合元リーダーの告白-』(双葉社)発売と俳優デビューを発表した。

「あれはそのへんの居酒屋の喧嘩と同じ」と改めて事件を振り返り、「向こうは会う気はないと思うけど、陰ながら応援したい」と話した。

緊張した面持ちで会見に登場した石元は「10代の時に起こしたトーヨーボール事件で特別少年院に2年いました。一生消えないことなので(自叙伝で)洗いざらい、懺悔も含め自分のすべてを書きました」。

海老蔵とは「お店とかで会えばしゃべったというぐらいの仲」だといい、「歌舞伎に対する熱い想いとかを聞いてかっこいいなと思ったし、どこかで会うことがあれば頑張ってくださいと伝えられれば」と語った。

今回、石元はアクション映画『アンダー・フェイス』(来春公開予定)への主演が決定。

「役者経験が全くない自分を主役に抜てきしてもらい、感謝と『やらなきゃ』という気持ちが大きくなりました」と真剣な表情。

ほかの撮影現場を見学した際に、俳優の竹内力と話す機会があり「あんまり緊張しないで、ありのままに自分を出した方が良い」とアドバイスをもらったという。

「今後は不良少年の更生についてセミナーなどもやっていきたいので、世間の認知度も必要だと思い役者にチャレンジしました。でも、腰掛けとかじゃなくて真剣にやっていきたいと思っているのでよろしくお願いします」と真摯に意気込みを語っていた。

石元と共に登壇した藤原健一監督は「アウトローのアクション俳優として期待している。直接会って映えるものを感じたので、何か新しいものが誕生すれば」と期待を込めたコメント。映画は現在キャスティングの最中で、9月にクランクインの予定。

映画『アンダー・フェイス』は2013年春 劇場公開予定 「不良録-関東連合元リーダーの告白-」は双葉社より本日発売 価格 1,260円(税込み)

「関東連合」元リーダー逮捕、詐欺容疑

石元 太一

自分が入居することを隠し、他人の名義を使ってマンションを契約したとして、警視庁は、暴走族グループ「関東連合」の元リーダーの男を逮捕した。詐欺の疑いで逮捕されたのは、暴走族グループ・関東連合の元リーダー、石元太一。

警視庁の調べによると、石元は、東京都内のマンションを自分が入居することを隠し、他人の名義で契約した疑いが持たれている。また、石元に自分の名義を貸した男も逮捕された。石元は先月、俳優としてデビューすることを発表し、出版した本の中で、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん襲撃事件の現場に同席していたことや「関東連合」の実態などを明らかにしていた。警視庁は、動機など、さらに詳しい経緯を調べている。

逮捕された関東連合元リーダー、別件で振り込め詐欺事件にも関与の疑い。指示をしていたもよう

石元 太一

他人名義で住居を借りたとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊などは8日までに、詐欺容疑で暴走族「関東連合」の元リーダー石元太一(30)=東京都港区南麻布=を逮捕した。同容疑者は、別の振り込め詐欺事件にも関わった疑いがあり、同隊はこの事件で、知人の藤田周作容疑者(26)=武蔵野市吉祥寺南町=ら2人を詐欺容疑で逮捕。石元容疑者の関与を追及している。

藤田は2010年1~3月、うそのパチンコ必勝法を教えるとして、大阪市の女性(25)から約136万円をだまし取った疑いで逮捕された。

同隊によると、藤田容疑者らは、だまし取った金額など詐欺の報告とみられるメールを、石元容疑者に連日送信。同隊は同容疑者が指示役だったとみている。被害は10年3月までの7カ月間で、174人、約5800万円に上るという。石元の逮捕容疑は11年8月、別の男が住むと偽って、自分の住むマンションの部屋を不正に契約した疑い。

藤本亮介死亡のクラブ乱入事件と石元太一

9月2日に六本木のクラブ『フラワー』で起きた襲撃事件。飲食店経営の藤本亮介さんが目出し帽をかぶった約10人の男に殴られ死亡した。犯人達が外で映っていた防犯カメラの映像なども公開されたが、未だに犯人は捕まっていない。  

人違い殺人

集団で来たからには、たぶん現場にも手がかりとなるような証拠が残っていたのではないか?それにしても、もしこの事件も犯人が挙がらなかったら、バットを持っての集団暴行の事件の成功率が良すぎることになる。

今回の殺人事件は人違いの可能性もあるといわれている。しかし、集団で来るからにはそれなりの準備と確認があったのではないだろうか?もし本当に人違いだとしたら、藤本亮介さん(31)はとんだ災難である。

2011年の12月14日に、暴力団関係者男が20人に襲撃されて瀕死の重傷を負う事件があった。六本木のキャバクラで山口組系の暴力団関係者が、暴走族グループ『関東連合』のOBと、中国残留孤児二世などで構成されている『怒羅権』のメンバーら20人に襲撃された。

組幹部の男性は意識不明の重体。ほかにも2人の組幹部、同席していた30歳男性の計4人がケガをし、襲撃したグループは現在逃走中。

「今回の襲撃事件が“人違い殺人”だったとしたら、なぜ、犯人らは間違えたのか?実行犯は本当に狙う相手を直接見たことがなかった。藤本さんは7月頃、足に大けがをして、いまだに足を引きずって歩いていた。狙われた暴力団関係者も足が悪かった。しかも、2人の風貌がよく似ていた」(マル暴捜査関係者)

この事件の5日後に、石元太一が逮捕されている。彼は元関東連合のリーダーで、逮捕の理由は他人名義でマンションの賃貸借契約を結んだとされている。社会部記者は彼の逮捕をこのように見る。

「昨年暮れの“六本木襲撃事件”の犯人も逮捕されていない。警視庁はメンツに掛けて、藤本さんを撲殺した犯人グループを根こそぎ洗い出したい。石元容疑者の逮捕は別件で、関東連合の内情を聞き出す狙いもあるようです」(社会部記者)

もう一つ、大型振り込め詐欺事件の立件という情報がある。実は、警視庁がすでに逮捕した振り込め詐欺グループのメンバーから石元宛てに「きょうは○万円です」といった詐取した金の報告メールが2009年9月から2010年3月にかけて定期的に送られていたことが判明している。

被害者は全国で174人、被害額は約5800万円という悪質な事件だ。

不良録 関東連合元リーダーの告白

石元 太一

「石元は関東連合を引退後から海老蔵事件が起きるまでの数年間、正業がなく、職業不詳でした。にもかかわらず、この間、羽振りがよく、繁華街を飲み歩き、多くの芸能人と交際していた。その資金はどこから出ていたのか。警視庁は石元が例の詐欺グループのリーダー格とみているのです。また、微罪ながら、今回逮捕に踏み切ったのは、先日、六本木のクラブで起きた撲殺事件について、関東連合の動き、接点なども含めて事情を聴くためと思われます」(前出の担当記者)

石元は来春公開予定だった映画「アンダー・フェイス」で俳優デビューすることを発表。来月から稽古と撮影がスタートするはずだった。

歌舞伎俳優の市川海老蔵が平成22年11月に暴行され重傷を負った事件があった。石元太一は、現場となった港区の飲食店で同席し、海老蔵に灰皿で酒を飲まされそうになるなどして仲間が事件を起こすきっかけになったとされている。2011年8月には、事件や関東連合の実態などについて語った著書を出版している。

その本『不良録 関東連合元リーダーの告白』の中で、バットを持ちながらのケンカに関してこのように書いてある。

『襲撃のときには、まず金属バットで遠慮なくフルスイングする。「致命傷にならないようにしよう」とか「ここまで痛めつければ大丈夫だろう」と力を抜くことはなかった。相手が倒れようが関係ない。戦意がなくなるまで徹底的に叩く。イカれていると思われても仕方がない方法だ。』

こんなバットの使い方をしてケンカをしていたら、死人もでるはずだ。彼は本の中で、トーヨーボール事件について触れていた。これは関東連合と他の敵対組織との対立の中で、無関係の人が拉致、暴行され死亡した事件。石本太一もこのトーヨーボール事件で逮捕されていた。彼はこの事件に関わった自分の事をこのように述べている。

『暴走族「関東連合」石元太一の熱に浮かされ狂気の襲撃の日々は、一人の人間の命を奪い去るという最悪の結末とともに終わりを迎えた』

六本木襲撃、石元太一被告に懲役22年求刑(2013年12月)

東京・六本木のクラブで2012年9月、藤本亮介さんが人違いで襲撃されて死亡した事件で、犯行の指示役とされ、傷害致死罪などに問われた暴走族グループ「関東連合」元メンバー石元太一(32)の裁判員裁判が16日、東京地裁であり、検察側は懲役22年を求刑した。

検察側は論告で、石元が、同連合と対立する木村兄弟に似た男性が来店したとの情報を仲間に知らせた上、犯行の役割分担の協議に加わるなど、重要な役割を果たしたと指摘。「被告は暴行には加担していないが、後輩を襲撃に向かわせた。被告がいなければ、事件は起きなかった」と主張した。弁護側は無罪を主張している。

上原美優の交際相手・石元太一は藤井リナの部屋で逮捕(2011年)

逮捕された元暴走族リーダーである石元太一が逮捕されたのは、モデルの藤井リナの部屋だったと、週刊文春が報じた。

石元太一は、亡くなった上原美優さんの元交際相手で、市川海老蔵さんが殴り、海老蔵事件のきっかけになったと言われる存在だ。昨年の海老蔵暴行事件で現場に居合わせた元暴走族リーダー・石元太一(29、住所・職業不詳)が知人に対する傷害容疑で逮捕されたが、同容疑者の不穏な素性について「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

石元が所属していた暴走族については、元横綱・朝青龍の暴行事件や酒井法子の薬物事件などでもたびたび名前が出てくる存在で、警視庁は「組織犯罪対策特別捜査隊」の一個班を投入していた。

そんななかでの今回の逮捕となったのだが、逮捕された場所は藤井の家だった。藤井リナと石元の交際は藤井側の関係者は否定しているが、石元は今年に入って付き合い始めたと話しており、4月には二人が西麻布のクラブで目撃されている。

関係者は「海老蔵の暴行事件でもウワサになった藤井の名前が浮上しています。藤井は海老蔵事件の舞台となった雑居ビルの常連で、事件当時、別のフロアにいたことも分かっている。藤井が石元と親しいことは有名で、最近まで付き合っていたという話も聞く」と語る。

海老蔵事件のときにも名前は挙がっていたが、お店が満席の中、たまたま相席になっただけで、海老蔵にナンパされ断ったら海老蔵が逆上して、元暴走族のリーダー=石元太一に暴行し、伊藤リオンが海老蔵に応戦した、という流れだった。上原美優とは今年の始めまで付き合っていたと言われており、藤井リナとはその後付き合い始めたと、石元が話していた。

暴走族元リーダーに逮捕状。六本木襲撃主導か(2013年1月)

東京都港区六本木のクラブで2012年9月、客の飲食店経営藤本亮介さん(当時31歳)が目出し帽姿のグループに襲撃されて死亡した事件で、警視庁が、暴走族グループ「関東連合」の元リーダー石元太一(31)(詐欺罪で公判中)について凶器準備集合容疑で逮捕状を取った。

同庁は、石元が襲撃事件の中心的な役割を果たした可能性があるとみており、容疑が固まり次第、再逮捕する。石元は襲撃事件直前の2012年9月2日午前3時40分頃、仲間の男十数人とともに金属バットなどの凶器を持って、事件現場となったクラブ「フラワー」前の路上に集まった。同庁で複数の防犯カメラを解析したところ、石元が港区内の自宅マンションからタクシーで移動し、クラブ近くの路上で仲間と接触していたことが分かった。

石元は2003年8月に解散した関東連合の元リーダーで、2010年に歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが暴行され重傷を負った事件の現場に居合わせていた。解散後は、暴走族時代の経験を記した著書を出版するなどの活動をしていたが、2012年9月8日、他人名義でマンションを借りたとして詐欺容疑で逮捕された。

六本木事件のその他指名手配者

六本木襲撃、新たに2人逮捕(2013年1月)

藤本亮介さん(当時31)が襲撃され死亡した事件で、警視庁麻布署捜査本部は1月21日、新たに逃亡先の海外から帰国した住所・職業不詳、金城勇志(30)ら2人を凶器準備集合容疑で逮捕した。捜査本部によると、同容疑者は「今は話したくない」と供述している。

これまでに同容疑で逮捕されたのは計18人。事件を主導したとみられる暴走族「関東連合」元幹部の見立真一(33)が海外で逃亡を続けており、捜査本部は行方を追っている。

関東連合大量逮捕で石元太一の命が狙われる?(2013年1月)

国外へ逃亡していた実行犯を含め、15人もの逮捕者を出した六本木フラワーの藤本亮介さん(当時31歳)撲殺事件。その水面下では異常とも言える由々しき事態が、現在進行形で起きている。

事件を担当する警視庁捜査1課担当記者が、呆れ顔で話す。

「事件後、タイや中国に逃げていた犯行グループは韓国で落ち合い、1月10日の便で帰国、逮捕となったのですが、段取りをつけたのが“マル暴御用達”の弁護士。出頭させるにあたって、『氏名の公表はするな』と捜査サイドに注文をつけていたため、捜査の指揮を執る1課長は報道機関に『実名を書いたら出禁』と宣言した。ただ、国外逃亡組の名前は官報でも発表されたし、そんな規制を一方的にかけられるいわれもない。結局、多くの社が規制を無視して実名報道に踏み切ったら、結果10数社が記者クラブ出禁を言い渡されました。長年、1課担当を務めてきたがこんな事態は初めてです」

警視庁が不可解な措置をとった理由は、事件の中心的な役割を担った人物がまだ出頭していないジレンマと想像できる。関東連合の棟梁と目される見立真一という人物だ。取材班はこの見立真一のほか、関東連合のコアメンバーの若かりし頃の写真を入手。あまりの迫力に眺めているだけで気負わされそうになる。

しかし、「一枚岩に見えるメンバー間にも大きな亀裂が入った。元リーダーの石元太一は命が危ないのではないか?」と語るのは、関東連合と関係が深い暴力団関係者・A氏だ。というのも、石元は今回の一件で、各方面からかなりの不興を買っているのだという。

「そもそも事件の発端を作ったのは石元。事件当日、ある関東連合メンバーの誕生会があり、皆で集まって飲んでいたのだが、そこに石元が長年敵対している暴力団員を見つけたという情報を見立に知らせたんです。石元は首尾よく後輩を集め、襲撃の段取りを整える役回りを買ってでたのが、いざ襲ってみたら襲った人は違うわ、携帯履歴から事件の流れがダダ漏れだわで、要するにヘタを打った。石元のミスで皆が長い服役を余儀なくされる訳だから、そそっかしいにもほどがあるでしょう。今回、襲撃に参加しなかったメンバーもカンカンに怒ってますし、そもそも襲う予定だった男は本物の狂犬で、今度は逆に彼に狙われることになりかねない。『石元は刑務所のほうが安全。出てきたら殺される』と皆言ってます」(A氏)

まさに四面楚歌の元リーダー。頼みは市川海老蔵殴打事件の時、石元に代わって海老蔵に鉄拳を下した後輩・伊藤リオンだが、それまで厚かった2人の絆も今はなく、味方がいない状態だという。

「兄貴分をコケにした海老蔵をぶっ飛ばして、約1年懲役に行ったリオンに石元はロクな祝儀も寄越さず、数回食事をおごっただけで済ませたそうです。こんなんだから、もはや庇う人間は皆無。相当先になるだろうけど、出所してきた時が見物ですよ」(A氏)

一時は俳優業など、芸能界への転身にも乗り出していた石元太一。昨年の夏に出版した自伝本では「この本で第二の人生がはじまる」と綴っていたが、そのヴィジョンと現実とはかなりのギャップがすでに生じていると言えそうだ

見立真一と石元太一を嵌めた真の黒幕・木村弟が凄すぎる件

反関東連のTOPが実は菊池。だが菊池は直参上り山口組極心連合会の役付だから表には出れない。

そこで極心関東ブロックの器武である元極心連合会極翔会 木村孔次郎を形だけの破門にし、友好組織の菱系の赤札軍団を六本木で暴れさせ利権も奪いにかかった。元は新宿にいた輩を破門にし六本木に移した形だ。落合の加勢というより関東連及びその利権を奪うために。その他、見立や柴田をあの手この手で追い詰めていた。

他方で、菊池は「木村を殺っても極心は返しはしない」と見立に伝えた。何かで追い詰められていた見立はそれ信じ焦って木村を狙った。これがこの事件の背景。

極心連合会 関東ブロックで木村(新宿s55) は超大物だ。いわば極心関東支部の鬼武。その木村の上が菊地(大田区s52)。木村はいずれ極心連合会極粋会を再開させることになってるらしい。そこに野村も篠崎も預ける。赤札軍団も合流。つまり六本木はしばらくの間は菊池のものだ。義勇も堺組も極心に歯が立たない。

ヤクザ組織では菊池や篠崎のほうが座布団上だが、木村弟>>菊池だからな。それから野村と木村が仲いいわけじゃない。野村は木村に逆らえなし、その後にある興行絡み件でバッティングして野村、篠崎は木村に拉致られている(2009年3月の話)。

篠崎らに非はないのに親分衆も木村を黙認したからな。

  • 新宿 木村軍団
  • 渋谷 西麻布 関東連
  • 大田区 菊池軍団
  • 目黒 目黒半グレ

元極心連合会極翔会 木村孔次郎(兄は木村泰一郎)

  • 金村・山崎の流れでジャックスとしてイベサーを仕切る。業界では知らぬ者はいないほどの力を持つ。
  • イケイケ過ぎてこの時点で金村・山崎も引いてた。スーフリは傘下のサークルの一つ。
  • 暴走族やイベサーのネットワークを使い闇金・振り込め詐欺を手がける。
  • 闇金・振り込め詐欺グループとしては全国最大規模。しかしマークがきつくなることを恐れた木村は九州出身の工藤明生という架空の人物を作り出し、ネットやクチコミで広げる。その結果、振り込め詐欺=工藤明生という図式になり木村はうまく隠れることができた。
  • 極心の組員となり、豊富な資金力と人脈で掛け合いは負け無し。
  • 一方で、カンジ・見立らの詐欺グループと衝突。アジトを襲撃するなどする。
  • 傘下の振り込め詐欺グループでは、金を奪いカンジ・見立側に寝返ろうとしたメンバーらの動きを事前に察知し殺害する事件が起きる。
  • それらの報復で見立が木村襲撃を計画。指示を受けた石元が手下の木藤に襲撃させる。ヘルスで武田といた所を襲われ武田が腕を刺されるが木村は無傷。
  • 木村は篠崎・野村らと関東連合関係者を襲撃。見立の兄貴分の金村が襲撃され死亡。谷山・リオン・邑井・石元など周辺の人物も襲撃される。
  • 金村殺害事件では事情聴取されたが元警視総監ルートで捜査を妨害し逮捕を免れる。
  • 野村、抗争に備え拳銃を所持していたところを逮捕。
  • 知り合いの藤本に似た格好をさせる。「オレみたいに坊主にしろよ」「オレが着てた服をやるよ」と影武者に仕立て上げ、六本木撲殺事件で石元をはめる。
  • はめられた見立らのグループは壊滅状態。残党狩りをしたいところだが、警察も意地があり微罪で木村を逮捕、勾留。
  • 幹部として極心復帰が内定している。将来は山口組の最年少直参が確実。

石元が西新宿で木村孔次郎に殴られ携帯を奪われる

S木は、平成17,8年の冬、西新宿の牛丼屋で、K弟(木村孔次郎)が被告人(石元太一)を殴りその携帯電話を奪うのを目撃した。

S木は、不良グループ「ジャックス」の副総長であり、この日、同グループ総長であるK弟と遊び、同人の車で 西新宿を走行していたところ、同人が車を降りて店の中を確認し、「関東連合の太一じゃね。」と言って、店に入った。 K弟に引き続きS木も店に入ると、K弟が暴言を吐いて、被告人を殴り、S木も被告人の顔を1回殴った。 被告人が携帯電話を取り出して関東連合関係者X(金村剛弘)に電話し、「どうすればいいですか。」などと 言ったが、その携帯電話をK弟が奪い、Xに「やっちゃっていいですか。」などと言った。

被告人は、K弟に殴られる前、ファイティングポーズをとっていたが、携帯電話を奪われた後は、 「返してくださいよ。勘弁してくださいよ。」などと言っていた。 被告人は厨房の方へ逃げて行き、K弟から「出て来いよ。」と言われたが結局出てこなかった。 被告人は、スキンヘッドの男と一緒に店にいたが、この男は、被告人が殴られている間、下を向いて何もしていなかった。

金村撲殺事件から六本木事件までの経緯

木村弟は先輩である金村を馬鹿にしてクンロクいれた。金村は何もいえないかった。

太田会二次の野村の先輩を木藤(関東連)が刺す。

野村(練馬)が関連潰すと激怒。シャバにいた木村に連絡。

野村の手下が木藤さらう。クンロク入れる。

木藤、金村に頼る。いつもの金村なら大崎に頼るが、大崎は弘道首で後藤に預かりの身で部屋住みのペエペエも同じのしょぼくれになってて頼れず。

しまいに金村は木村に見つかり泣きながら土下座「ごめんなさい」。談判の段取り決めたはずの金村は野村との約束ばっくれ逃げるトンズラ。

金村は仲間には野村を殺ると風潮。野村の耳に入る。金村の言い訳「デコスケから詐欺の罪状で札が出たから」どうのこうの。

見立が野村んとこ出張って謝罪。関東連合の解散を宣言する。(なぜかリオンもボコられ土下座)

以後、篠崎含め野村らは腹立ちを収める。

元極心木村弟(木村孔次郎)と弘道会系組員金村(関東連合の面倒見)が揉める

木村弟一派が金村を新宿で撲殺

関東連合の報復で木村弟が池袋のキャバクラで襲われる

極心連合会の組員が六本木で住吉会幸平一家率いる関東連合OB&怒羅権混成チームにバットで襲われる

六本木クラブフラワーで木村弟とのつながりで藤本が関東連合OB&怒羅権混成チームにバットで撲殺される

犯人の関東連合OBは怒羅権の手引きで中国へ逃亡

見立、石元ら指名手配

抗争の背景

木村弟は関東連は解散したものと新宿だけではなく六本木の関東連利権を荒らす形になる。尚、藤本が勘違いで撲殺されかはまだ疑問だ。なぜなら藤本は木村と懇意しており六本木で裏ビジネスを広めようとしていた。

木村弟が当日、六本木のバニティーにいたことは関東連側も知っていた。ここ最近の木村弟は新宿ではなく六本木バニティーが根城だった。藤本を襲撃前にバニティーに向かったがセキュリティーが固く進入できなかった。つまり人違いではない。ならばということで藤本のいるとこに向かった。藤本は吉村らと懇意だったが、木村の世話になるようになっていた。ビジネスが絡んでいたのか、遊びの仲なのかはまだわからない。ましてや覚せい剤の売買などとはまだ不確かな話だ。

とにかく事件前のここ3ヶ月の間で木村と藤本がつながったことは確かだ。それを吉村は激怒していた。藤本は意に返さなかった。

藤本は予約してフラワー行ってて藤本の周りは綺麗に空けられてて、裏口は開放されて出入り自由。予め藤本が来ることを分かって計画している。店員は藤本撲殺後驚くほど落ち着いた冷静な様子で、おしぼりを顔にあてたらしいね。全部が予定通りで何もアクシデントは起こってない。

藤本氏だけじゃない。関東連と反目の木村弟と繋がりを持ち始めたのは....。というか正確には極心だな。極心も本職を関東連が奇襲して、その後、住の公平の関東連OBがどうなったか知ってる?六本木のパワーバランスが木村弟に移った瞬間だった。

木村弟からしたら、関東連は解散したはずだろうってなもんだ。

大局的に単純化する。

関東連OBの本職ら。→極心破門(じっさいは関係はもったまま)になった。木村を恐るに足らず、いつか襲わせようという腹づもり。

木村→新宿はアレなんで極道の足かせもないから六本木も〆るか。イケイケだオラな状態になっていたわけでいつかハレーション起こすと....。

大雑把にいうと。山口組 VS 幸平+関東連+ドラゴン

矮小化していうと、木村 VS 関東連

山谷 練馬 TC 華魂 チャイ連 vs 宮前、そこに新宿木村軍団

幸平の金会長、高山組に土下座したんだろ。極心にエンコだして笑いもの。幸平おわったな。義勇会に指はじかせ、堺組長を土下座させるハメにした。全部、幸平田丸のせい。

なるほど、住吉幸平の義勇会ってのは分かりやすい。義勇会っていうのは元々は80sに金会長が各繁華街の愚連隊を組織したグループ。組としての組織ではなかった。血の気の多い若いのばかり。いわば都合のいい実働部隊。チンピラグループだ。いまでいう関東連のようなもの。もっとアンダーグランドだったが,,,,。そしていつのまにか正式な組組織になった。この義勇会のノウハウと関東連とドラ(本流じゃないほう)が00年代にがっりち結びたわけだ。

この件の会社とはどうやら義勇会のフロントみたいだな。

いびつな絆集団「関東連合」

「少年時代のつながりがゆがんだ形で温存された、大人になりきれなかった大人たち」

東京・六本木の集団暴行死事件で20~30代のOBら8人が逮捕された暴走族「関東連合」。その特徴を一言で表すと、こうなるだろう。

昭和48年に東京都世田谷区や杉並区の暴走族の連合体として結成され、平成15年に解散。OBらは元横綱朝青龍歌舞伎俳優の市川海老蔵さんなど、六本木周辺で発生した有名人をめぐる事件やトラブルで、たびたび登場してきた。

暴力団と違い、組織としての実体がないにもかかわらず、電話一本でOBらが瞬く間に集まり、集団で襲撃に及ぶといういびつな「結束力」を生んだ背景には、彼らの世代の“特異性”がある。

関東連合で一時期リーダーを務め、今回逮捕された石元太一(31)の著書『不良録』によると、メンバーは現役当時、金属バットなどで武装し、対立グループの襲撃を繰り返していたという。

1対1ではなく、集団で襲いかかり、時には相手を拉致して執拗に痛めつけ、精神的にも肉体的にも屈服させる。逮捕されたOBらの多くは引退して既に10年以上の歳月が経過しているが、金属バットを使い集団で暴行するその手口は、少年時代と全く同じだ。

今回の襲撃を主導したとして逮捕状が出ている見立真一(33)は、引退後も現役時代の上下関係を保ち、暴走族時代からの対立グループと六本木周辺で抗争を継続してきた。殺害された藤本さんは、対立グループのリーダーに似ていたために、人違いで襲われたとみられている。

芸能関係や飲食店経営などの自営業者が多く、振り込め詐欺などの違法行為に手を染める者もいる関東連合OBグループの根底には「仲間以外を容易に信じない」という排他性がある。

若者の世代論などを研究するサントリー文化財団上席フェローの佐藤友美子さんは、グループが属する昭和50年代生まれの世代について「中高生のころに携帯電話などが普及し、不特定多数の他人とかかわるプロセスを経ずに育った。いわば『ロストプロセス世代』だ」と分析する。

ロストプロセス世代は地元意識が強く、友人との「仲間内の論理」を何よりも優先する一方、他人への関心が極端に薄いという。仲間外れにされることを恐れ、人と違うことができず、「集団で同じことをする同質性」が特徴だ。

周囲から孤立するほどに、仲間との絆にすがり、先鋭化していった関東連合OBの姿は、まさにロストプロセス世代の典型だ。

「抗争を続けることこそ、仲間をつなぎとめる大事な要素なのだろう」。佐藤さんは、こう続けた。

「『半グレ』なるものが暴力団に取って代わるという見方は、われわれはしていない。一過性のものにすぎないのではないか」

警視庁幹部はこう語る。「半グレ」は「半分グレている」の略語で、既存の暴力団ではないが暴力的な犯罪を行う集団を意味する。六本木襲撃事件で逮捕された暴走族「関東連合」のOBグループに象徴される。

改正暴力団対策法や暴力団排除条例の影響で、暴力団が表だった活動を控える代わりに台頭してきたとの見方もあるが、OBには現役の暴力団員も少なくない。ただ、既存の「組」への忠誠心は必ずしも強いとはいえず、場面ごとに堅気と暴力団の顔を使い分けている。

暴力団という既存の「悪」と、持ちつ持たれつの関係を保ちつつ、仲間の存在感を拡大させようとする意識にこそ、彼らの「闇」の深さがうかがえる。

そもそも関東連合のメンバーは、都内でも世田谷区や杉並区など比較的裕福な家庭が多く、教育熱心な地域で少年時代を過ごしている。貧困や差別など、生い立ちを理由に暴力団に足を踏み入れる必然性は低い。

見立真一が統率するのは昭和50年代生まれが中心の50人程度。多くが飲食業や不動産業などの正業を持つ。彼らの上の世代が渋谷や六本木などでクラブを経営し、若者向けのイベントを企画。遊び場をビジネスの場に変えた。

こうした手法を引き継いだ現在のグループには、芸能界とのパイプもある。市川海老蔵さん暴行事件の現場に同席していた元リーダー、石元太一の著書『不良録』では、過去に対立グループとの抗争で一般男性を暴行死させた事件で、芸能関係者の車を使用したことを打ち明けている。

IT関連で富を築いた同世代の「ヒルズ族」も多く誕生。関東連合OBらは夜の街で、こうした実業家らとも交友関係を築き上げ、凶暴性だけでなく人脈の面でも、ほかのグループと一線を画すようになった。

石元らが現役の暴走族だった平成10年前後は、全国的に少年事件が凶悪化したピークの時期と重なる。警察庁によると、12年に殺人や傷害致死などの容疑で逮捕された少年は201人で、うち7割で暴走族などが関係していた。

警視庁は関東連合のOBグループの存在は把握しつつも、すでに暴走族としての実体がないため、組織としては事実上野放しにしてきた。

だが、海老蔵さん事件を機に本格的な実態解明に着手。組織犯罪対策特別捜査隊に専従班を設けて、メンバー構成などの洗い出しを進めていた。その結果、今回の襲撃事件でも実行犯の特定につながった。

「身元を確認しないまま集団で藤本亮介さんを殺害するなんて、普通じゃない。少年時代を引きずったまま社会に野放しにされた彼らは、時代が生んだモンスターとしかいいようがない」。警視庁関係者は、こうつぶやいた。

「近いうちに、メンバーをまとめて出頭させる」

正月気分がまだ抜けきらない2013年1月上旬、六本木襲撃事件を捜査する警視庁麻布署捜査本部に、暴走族「関東連合」と親しい弁護士からこんな連絡が入った。

言葉通りに10日、凶器準備集合容疑で逮捕状が出ていた男5人が、逃亡先の韓国から同じ便で羽田空港に到着。元リーダーの石元太一ら国内にいた3人とともに、8人が逮捕された。翌11日には、さらに国内の7人が出頭し、逮捕者は計15人に。

捜査幹部は「出頭の決断まで横並びとは。間違った絆と結束力だ」とあきれる。ただ、グループを統率していた主犯格の見立真一は、いまだにフィリピンに潜伏しているとされ、ほかの2人も行方をくらませたままだ。

「いくつかある関東連合のOBグループで最も過激なのが見立のグループだったが、これでカリスマ性も失われるだろう」捜査関係者はこう語る。

見立は石元の3学年上のリーダーで、集団で抗争相手を金属バットで襲う手口を確立。後輩にも、ことあるごとにヤキ(制裁)を入れて恐怖心を植え付け、グループを束ねてきた。

石元は著書『不良録』の中で、現役時代の心理状態を「集団心理と同調圧力」「警察に捕まったときに、初めてゆっくり眠れた。(中略)先輩からヤキを入れられることもない」などと表現している。

見立を中心とした“鉄”の上下関係を成人後も保ち続けたOBグループ。関係者によると、今回逮捕されたメンバーの中には「絶対に捕まる」と襲撃への参加を渋った者もいたが、この時点では見立による「同調圧力」の呪縛から抜け出せなかった。

捜査の焦点は今後、殺人容疑での立件に移るが、ハードルも高い。凶器が刃物などに比べて殺傷能力が低い金属バットで、覆面をしたまま殴っているため、誰が致命傷を与えたかを特定するのが困難だからだ。

ただ、捜査関係者は「関東連合は、過去に何度も相手を金属バットで殴って死亡させている。こうした事実を踏まえれば、『殺すつもりはなかった』では通らない」と力を込める。

襲撃事件のほかにも、石元らが関与する振り込め詐欺などの違法行為や暴力団員となった一部OBとのつながりなど、解明すべき「闇」は根深い。警視庁は事件に絡み、六本木でクラブ経営などを手がけ、OBグループの礎を築いたとされる川名毅からも事情を聴くなど、グループの資金源についても追及の手を緩めない。

暴走族からは足を洗い、暴力団でもないことから、事実上野放し状態だった関東連合は、襲撃事件で警察を本気にさせてしまった。

「今のOBグループが、10年後に存続していることはない。完全に悪事から足を洗うか、暴力団に吸収されるか。二つに一つだ」警視庁幹部は断言した。

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